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イベントレポート|「現役議員と考えるベッドタウンの未来と今」を開催いたしました!

6月11日にベッドタウンの現状と今後について考え、議論をするイベントを開催いたしました!当日は、生駒市選出の佐藤みつのり奈良県議会議員と川西市及び川辺郡選出の斉藤なおひろ兵庫県議会議員と京都府の西條利洋長岡京市議会議員の3名をお招きしました。ベッドタウンとは、昼間は近隣大都市等に出勤し、夜間はその都市に帰り過ごすという方が多い都市の事を指します。ここからは当日の様子と流れをご紹介します。

アイスブレイク

まずアイスブレイクを兼ねてそれぞれの議員と個別ルームでの交流会を行いました、参加された議員の皆さんも若い人の意見を聞く貴重な機会とおっしゃっており、いくつかの質問を学生たちに問いかけていました。質問の中には、「どうして 都市計画に興味を持ったか」「今社会の何がおかしいと思うか」維新以外のどんな政党に興味があるか」などと様々なものがあり、学生たちからの 答えもまた様々でした、

学生からのプレゼン

 交流会が終わると学生によるベッドタウンやベッドタウンに該当する奈良県生駒市、兵庫県川西市、京都府長岡京市に関するスライド発表が行われました。地理的特徴や人口文化の情報以外にも現市長と維新の会との関係等、プレゼン担当の学生と議員が掛け合いをしながら進めていました。

パネルディスカッション「脱ベッドタウンかベッドタウンとしての発展か」

それぞれの市が目指すもの、特に脱ベッドタウンをするか否かをその地域選出の議員の方が話してくださいました。生駒市は日本一県外出張者が多い市であるからベッドタウンとしての発展を目指すべきであるが、現市長が脱ベッドタウンを掲げており、脱ベッドタウンの方向性となるかもしれないとのことでした。川西市は 人口の循環が低く 3 人に 1 人が高齢者と超高齢社会であるが、リモートワークなど働き方 の幅が広がった今、居心地の良い住環境を求める人を呼び込み、人口の循環を起こすこと、また北部の自然をアピールして観光客を増やすことで市内の産業の収入を増やして脱ベッ ドタウンを計り、地域の自立を目指すのが重要とのことでした。長岡京市はベ ットタウンとしては工業地帯や企業オフィスは多いものの、市の面積が小さいのでこれ以上の企業誘致は難しく、大阪・京都市内両方に良好なアクセスである立地を生かして よりベットタウンとしての発展を進めるのが良いとのことでした。同じベッドタウンといわれる市 であるにもかかわらず、立地や歴史条件によってここまで意見が割れるのは興味深い事でした。

意見交換

プレゼン発表・パネルディスカッションが終わると、参加者との質疑応答、意見交換の時間となりました。出た質問の中には「今の時代はどれだけ人が減らないで済むか(ゼロサムどころかマイナス)の時代であり、個々の自治体がサービスの質で競合するのは良いことではあるが、結局は周りの自治体の人口を吸い上げているだけなのではないか?」など難しい質問が出ていたりもしました、斉藤議員はこの質問に対し、子育てサービス拡充で話題となっている明石市の事例を挙げて、 改めて地方連携の重要さとそれを少しでも可能に導く道州制の重要さを語られていました。 また「これから大切なのは二度行われ無念にも破れた都構想にも盛り込まれていた自治体再編が重要なのではないか」との問いに対しては、地方と都市部でそれぞれの地域にあった政策をすべきであり、それができる自治体規模への再編が必要と回答されていました、佐藤議員からは、地方自治体は競合も大切だが連携も大切であり、「協力と切磋琢磨」が必要とのお話もありました。さらには、インフラ問題や高齢者福祉、脱ベ ッドタウンの実現可能性など非常にバラエティに富んだ質問が飛び交い、あっという間の時間となりました。

最後に

最後に学生へのメッセージが3名の議員から送られ、大盛況のうちにイベントを終えました。議員の皆様からは、「勉強になった」「楽しかった」「皆さんが政治家になるまで、正論を主張する議員を絶やさないように頑張る」等のご感想をいただきました。参加された皆様本当にありがとうご ざいました。