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政策議論「ベーシックインカムについて」を行いました!

8 月 23 日,ベーシックインカム(BI)についての政策議論を行いました。

Zoom での開催だったので全国,さらに海外からも部員が参加してくれました。

部員の中でも反対と賛成の意見があったほか,賛成の中でもベーシックインカム導入と合わせて増税をするのであれば反対といった意見もありました。

今回初参加の新入部員の方も積極的に発言をされており,議論はとても盛り上がりました。

ベーシックインカムとは

そもそもベーシックインカムとはどんなものなのでしょうか?

朝日新聞 HP 内では「『基本所得』と訳され、政府が国民全員に無条件で、生活に最低限必要な現金を支給する政策。ヨーロッパでは18世紀末から議論されてきたが、日本でも新しい社会保障の考え方として近年、急速に関心が高まり、一部政党のマニフェストにも採用された。」と解説されています。

ベーシックインカムのメリット

・国民一人ひとりに給付されるため,子供の数が多い世帯への給付額は必然的に多くなり,
少子化対策の一つとしても有効

・社会保障制度の一部を代替することが可能

・給付される金額が全国で一定の場合は家賃等の生活費が安い地方への移住も促進できる

ベーシックインカムのデメリット

・社会保障制度の質が低下する可能性がある

・富裕層へも給付される

議論の論点

現状の制度で十分ではないか

高齢者や失業者に対しては年金や生活保護などの制度がすでに準備されているため,ベーシックインカムを導入する必要はないのではないかという意見がありました.しかし生活保護などは後ろめたさ等が故に敢えて受給しないことを選択する人がいたり,地域によって給付の基準が異なったりといった問題が指摘されました。

未来への投資

ベーシックインカムの導入により若者がお金の心配をせずに安心して勉学等に取り組むことができるようになり,そこでスキルを身に着け,結果として将来社会に貢献することができるようになるといった未来への投資の一面もあるとの意見もありました。

効率化

社会保障の一部をベーシックインカムに一本化することで効率化を図ることができるという意見です。社会保障制度の中でどの部分を残してどの部分を削減するかについては、今後さらに議論する必要があると思います。

現役世代への投資

現状の制度は高齢者に有利となっているので,全員一律の金額が給付されるベーシックインカムは結果として現役世代が得をするといった意見もありました。

最後に

ベーシックインカムの導入に関しての多様な意見を聞くことができ,非常に勉強になる政策議論でした。

導入後に現状の社会保障制度をどうすべきなのか,財源をどう確保するかなどの細かな点に関しては賛成派の中でも意見が分かれる部分もあったためそうした点をより掘り下げた議論を今後行っていきたいと思います。

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日本維新の会 関西学生部 渡部