先日、学生部において、文通費問題のオンライン討論会を行いました。
部員それぞれが発言し、かなり深いところに至るまで、闊達な議論が交わされました。
Contents
そもそも文通費とは?
文書通信交通滞在費の略称で、法律の条文に照らし合わせて言うと、「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等(国会法第38条)」のために支給される経費のことです。
月あたり100万円で、使途公開の義務が課されていないため、実際は自由に使うことができます。
文通費は非課税です。非課税ということは当然、歳費(給料)ではなく経費という位置付けになります。
しかし、経費であるにも関わらず、何に使ったのか、領収書を公開する義務がありません。
企業では、ほとんど見られないことです。
こうしたことから、文通費は「第二の給与」と言われています。
討論の内容
文通費改革の第一歩ともいえる、日割り支給と使途公開の必要性を確認し、さらにその先のテーマを中心に、政党交付金も含めて議論をしました。議論の中で出てきた案の一部を以下に挙げます。
①文通費廃止案
→立法事務費などの他の経費も含めて、政党交付金に一本化する。
→無所属議員には、所属議員が1人の政党とみなして支給する(みなし政党)。
②実費精算案
→使った分だけ支給される。
→航空券やJRパスと統合する。
→公設秘書を廃止する。
→何に使ってよいかを線引きするルールを作る。
最後に
今回は、日割りと使途公開を前提とし、その先の文通費の扱いについて議論をしました。
日本維新の会学生部には、豊富な知識を持った部員がたくさんいて、非常に深い議論をすることができ、大変有意義な時間でした。