2024年8月29日に日本維新の会 金村りゅうな衆議院議員主催で実施された、「羽田空港視察」に私たち学生部も参加させていただきました。当日は学生部からは高校生、大学生、大学院生合わせて11名が参加しました。また、関東在住の学生部員のみならず、広域支部や中部支部に所属する部員の参加もありました。この記事では当日の様子を少しばかりご紹介いたします!
見学会の内容
今回の見学会には金村りゅうな衆議院議員や党国対の皆様のご厚意もあり、学生部員が参加できる環境を構築してくださいました。また、国土交通省東京空港事務所の職員の皆様には、当日様々な質問に答えていただきました。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
まずはじめに、東京空港事務所の松岡東京国際空港長より、羽田空港の生い立ちや現在の運用方法について解説していただきました。歴史的経緯の説明がわかりやすく、従来の羽田空港の課題と沖合展開、羽田新飛行ルート決定についての深い解説をしてもらえました。
次に、管制塔統括コントロール室に移動して管制塔からの景色を望みつつ、空港滑走路の1日の運用方法などの解説を頂きました。学生部から「1日の中で滑走路のオペレーションを変更する際に何分後の天候を確認して判断するのか」といった質問に対し、常にチームは30分後といった先先のことを考えているとのことでした。羽田空港周辺は常に風向風速や天候が急速に変化することもあり、大変な努力があると感じました。
その後はマイクロバスに乗車して、空港制限区域内をバスで巡回し、滑走路周辺に存在する保安設備や第2ターミナル拡張工事の見学を行いました。見学の際には、時々に合わせて質問する機会を頂きました。多摩川河口周辺にも漁業権が設定されている事を教えていただき、羽田空港が海沿いに存在することを改めて実感しました。
中でも、ILS(計器着陸装置)の中核となる計器室の中を見学させていただいたことは印象的でした。ILSは、航空機が着陸するのを支援する装置で、アプローチの際に左右上下にずれがないかを確認してくれます。この装置を見学することはめったにないことであり、とても貴重な体験をさせていただきました。
施設についての説明の中で、今現在においても羽田空港アクセス線の建設が始まったり、ターミナル機能を増強していることや、発着枠が満杯なことを教えていただきました。また、これからの増大する需要に対応するために羽田空港だけでなく、成田空港でも拡張工事が行われていることを教えていただきました。